花粉症

春の時期になると、花粉症でくしゃみや鼻水がひどくて大変は方を見かけますね。よく聞く花粉症とは一体どんな病気なのでしょうか。 花粉症はI型アレルギーの典型的な例と

花粉症

2012/03/05

春の時期になると、花粉症でくしゃみや鼻水がひどくて大変は方を見かけますね。よく聞く花粉症とは一体どんな病気なのでしょうか。

花粉症はI型アレルギーの典型的な例といえます。
I型アレルギーとは抗原への過剰反応が原因で起こります。花粉症の場合、抗原は花粉。この抗原に対して抗体が過剰に産出されて、肥満細胞の表面で抗原抗体反応を起こします。
肥満細胞の中にはヒスタミンという物質が含まれており、それが脱顆粒によって体のいたるところを刺激します。

花粉症の症状、くしゃみ・鼻水・眼の痒みなどはすべてこのヒスタミンによって誘発されています。

実際、花粉症の対処療法としては抗ヒスタミン剤が使われることがほとんどです。しかし、根本的な治療にはなりません。大事なのは、なるべく花粉を吸わないようにすることです。

ただ、いくらマスクをしたり空気清浄機を使ったりしても限界がありますよね。もともと抗体の過剰反応ならその抗体を抑えることは出来ないのでしょうか?
実はそういった治療法はあります。免疫療法といってその治療を行えば効果が10年以上続くことが期待できます。しかし、その効果が現れるまでに2~3年の間通院して注射を打たなければならないことから、まだ一般的になっていないのが現状です。

そもそもどうして花粉症になるのでしょうか。

人は誰でもある限界値を超える花粉を吸うと花粉症になるといわれています。その限界値には個人差があって花粉症の人はその限界値が比較的低いことになります。
誰でも花粉症になる可能性があるので、なるべく花粉を吸わないように気をつけましょう。また、排気ガスや煙草、不規則な生活も花粉症の原因になるので気をつけなければいけません。

もし、花粉症になってしまった時、身近な方法で症状を緩解できるものがあります。
それは腸内細菌を整える事です。腸内細菌を整えることによって免疫が正常化するということがわかっています。

例えば毎日ヨーグルトを食べるなど。個人差はあると思いますが、症状が良くなる例は少なくないと思います。予防にもなると思いますので今から続けるのも良いでしょう。

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戦後、その材質の良さと生長の早さから大量に植林された杉は日本中に大量の花粉を降らせることになります。
高度経済成長期によって都市部の地面はほとんどがコンクリートやアスファルトになり、花粉は一度落ちてもまた舞い上がり空気中の花粉はさらに濃度を増すことになりました。
さらに、排気ガスや工場からの煙によって汚染された大気は人間のアレルギー反応をより敏感なものにしました。まさに花粉症は現代の日本人がなるべくしてなった疾患と言えるでしょう。

現段階では免疫療法が一番効果の高い治療法といえますが、時間と労力がかかることから一般的にはなっていないのが現状です。
一般的な治療法の確立と空気中の花粉の除去は我々の課題でもあります。

花粉症の一般的な薬とセルフケアについては、3月の健康相談「花粉症」をご覧下さい。