アレルギーとステロイド

みなさんは、蚊などの虫に刺された時は市販の虫さされの薬を塗りますか? でも、市販の薬ってたくさんあってどれが良いのか迷いますよね。 薬によって、ステロイドが入っ

アレルギーとステロイド

2011/11/09

みなさんは、蚊などの虫に刺された時は市販の虫さされの薬を塗りますか?
でも、市販の薬ってたくさんあってどれが良いのか迷いますよね。

薬によって、ステロイドが入っていたりNSAIDs(エヌセイズ)や抗ヒスタミン剤だけのものだったりいろいろあります。
虫刺されは体のアレルギー反応が原因で起こるものなので、それを抑える必要があります。特にアレルギー反応を強く抑えるのはステロイドです。

ステロイドは副腎皮質ホルモンのことで、もともと体で作られていてとても重要なものです。
今では体にとって有害となる作用をなるべく取除いた合成ホルモンが使われていることが多いです。

では、もともと体に必要なものなのに、有害となる作用とはなんでしょうか?

まず、人間は一生の間にどのくらいのホルモンが体から作られるでしょうか?
一生と聞くとたくさんのホルモンが作られるのではと思いますが、実は5g程度、ティースプーン1杯くらいだと言われています。

だから、ほんの少しの量でホルモンバランスを崩してしまうことがあります。
そこで副作用がないように余計なものを取った合成ホルモンが使われるわけです。

しかし、それでも大量に使ったり長い間使っていると、それなりに副作用が出てきます。
特に塗り薬の場合は体の中になるべく入らないようにすることが大事です。特に、ステロイドが入っている塗り薬はすりこむように塗ってはだめということです。

炎症反応は表面に軽くつけるだけでちゃんと治まってくれますので、すり込む必要はありません。それとステロイドは免疫を抑制する効果が高いので、真菌などの感染症になりやすくなります。

真菌とは、水虫やたむしなどです。また、アクネ菌が関係するにきびや、ヘルペスなどにも絶対使ってはいけません。
皮膚の病気は見た目だけではよくわからないことが多いので、原因がわからないものにむやみにステロイドを使わないようにしましょう。

◆まとめ◆

ステロイドには抗炎症作用、免疫抑制作用があります。
そのほかにも血糖値を上げたり電解質作用があったりと作用は生命維持に必要なことがたくさんあります。

一般に塗り薬で使われているステロイドは合成系で、電解質作用を弱めたものが多く使われています。
ステロイドは抗炎症作用や免疫抑制作用として使われることが多く、その作用は非ステロイドのものより強力です。
そのため見かけ上は緩解しても根本となる原因は解決しておらず、本来の症状をマスクしてしまうことがあります。
また、長期にわたって使ったり大量に使用すると、血糖値が上がったり電解質異常があったりと本来の目的とは違う作用がでてきます。

真菌やウィルスなどの感染症も罹患し易くなり、使い方を間違えれば大変なことになりかねません。

今ステロイドはとても安価なもので、比較的手に入り易いものとなっています。
痒みや炎症がすぐ治まり、いろいろな用途で使うことが多いですが乱用するのは避けたいものです。

店頭で薬剤師などの専門家にお尋ね下さい。